2021年4月19日

「歯ぎしり」や「食いしばり」を防ぐために

何かに集中しているときやふと気づいたときに⻭を⾷いしばっている、寝ている間に⻭ぎしりをしていたと指摘されたなどの経験はありませんか?これらは無意識で行っていることが多く、ストレスや飲酒、遺伝など様々な因子が関連して起こると言われています。⻭ぎしりや⾷いしばりが身体にどんな影響があるのか、また予防方法をご紹介します。

歯ぎしり食いしばり

 

歯ぎしりや食いしばりの影響

⻭ぎしりや食いしばりは、ガムを噛むときの数倍から10倍程度の⼒が加わると⾔われています。歯に強い力が加わることで、歯が磨り減ったり、亀裂が入る・折れしまうことで、歯茎や骨を痛めるだけでなくそこから虫歯になりやすくなったり、知覚過敏になったり、歯がぐらぐらしたり…さらには顎関節症、肩こり、頭痛などお口のトラブルだけではとどまりません。

 

歯ぎしりや食いしばりを予防するには

「しない意識」が⼤切

⻭ぎしりや食いしばりは無意識に⾏っている場合がほとんどです。⽬につくところに「噛みしめない」「上下の⻭を離す」等のメモを貼っておいて、それらを「しない意識」をすることが大切です。日常的に唇をとじていても上下の歯を離し、顎の筋肉をリラックスさせる感覚を身につけましょう。

 

ナイトガードで睡眠時の歯ぎしり食いしばりを予防する

寝ている間の⻭ぎしりや⾷いしばりは、寝ている間に装着するマウスピース(ナイトガード)で⻭や顎へ

の負担を軽減することができます。

歯科医院でご⾃⾝のお⼝に合ったナイトガードを作ることができますのでご相談下さい。

 

歯科医院で相談を

以下の様なことが気になったら歯ぎしりや食いしばりをしている可能性があります。

☑⼝を⼤きく開けにくい

☑朝起きたときに顎がだるい

☑顎の筋肉が張っていたり痛みを感じる

☑⾆の側⾯や頬の内側に歯型や⽩い線がある

☑⻭が平らになっている

☑常に噛みしめたり、上下の歯が接触している

☑詰め物がよく取れたり、割れたりする

☑歯がしみる

☑よく見ると歯に亀裂がある

顎の痛み舌に白い線がある

当てはまる項目が多い方は、症状がひどくなる前に早めに⻭科医院で相談しましょう。

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