歯の生え変わりの仕組み
⻭の本数は、乳⻭は20本、永久⻭は28本に親知らず(第3⼤⾅⻭)4本を含めると32本あり、12歳頃までに乳⻭は永久⻭へと生え変わります。
歯の生え変わりがどのようにして行われるのかご存知ですか?表面には見えていない顎の中でどのようなことが起こっているか見てみましょう。
歯の生え変わりの流れ
① 顎の中で永久歯が少しずつ成長しています。
② 永久歯が成長してくると、乳歯の根が少しずつ溶かされていきます。
③ 乳歯の根が溶けてなくなると、ぐらぐらして抜け落ち、永久歯に生え変わります。
お口のレントゲン写真で見ると、乳歯の下に成長している永久歯が写っているのを確認できます。
このように乳⻭は、永久⻭が⽣えるまでの間、⾷物を噛んだり、正しい発⾳をしたり、顎の発育を助けるための役割があります。さらに大きな役割として、永久⻭が正しく⽣えてくるためのスペースを維持するという役割があります。
そのため、乳⻭を⾍⻭の状態で放置して早期に失ってしまうと、失った乳⻭の下から出てくる永久⻭の⽣えるスペースが無くなってしまい、⻭並びが悪くなってしまう可能性があります。乳⻭の虫⻭もしっかり治療しておきましょう。
当クリニックでは、お子様に痛みを感じさせないための無痛治療に取り組んでいます。麻酔についても、麻酔注射をする前の表面麻酔の実施や注射の痛みを感じさせないように極細の注射針を使用して、痛みを感じにくい部位へ注射するなどの配慮をしております。
またお子様が通いやすい雰囲気をつくりだし、リラックスできる環境を整えています。
子供の頃から、「予防のために定期的に歯医者へ行く」習慣ができれば、生涯にわたって健やかで美しい口元を維持することも可能です。
虫歯をつくらないために
お⼦様だけでは⼗分にお⼝のケアをすることができないため、保護者や⼤⼈の⽅の協⼒が必要です。
⻭磨きはもちろんですが、できれば小学生の低学年くらいまでは、保護者の方が仕上げ磨きをおこなってください。⾷事・おやつの内容や時間、量などもしっかり管理してあげましょう。
虫歯菌は、家族からうつることがほとんどです。お口の中の細菌バランスは「3歳までに決まる」と考えられており、3歳までに虫歯菌に感染しなければ、大人になってからも虫歯や歯周病になりにくいお口の環境を手に入れられるのです。ご家族揃って虫歯予防を実践してください。
しっかり虫⻭予防をして、⽣えたばかりの⻭を守ってあげましょう。