お口の健康が心と体を支える!QOLと歯の深い関係
QOLとは「Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)」の略で、「生活の質」を表す言葉です。健康面や精神的な充実、社会とのつながりなど、日常生活のあらゆる面に関係しています。実は、そんなQOLに大きく影響を与えるのが「お口の健康」です。
今回はQOLとお口の関係についてご紹介します。
お口の健康とQOLの関係とは?
しっかり噛める、楽しく食べられる、会話がスムーズにできる——こうした日常の当たり前が、お口の健康によって支えられています。
歯を失ったり、むし歯や歯周病が進行すると、食べ物が噛みづらくなったり、発音がしにくくなったりして、生活に不便を感じるようになります。その結果、食事や会話の楽しみが減り、外出や人との関わりも消極的に。こうしたことが重なると、心の健康にも影響し、QOLの低下につながるのです。
お口の健康が低下すると、こんなことが起きやすくなります
食べにくさ・噛みにくさが栄養不足に
やわらかい物ばかり選ぶようになり、栄養バランスが偏ることも。特に高齢の方は筋力や免疫力の低下にもつながります。
発音しづらく、会話が億劫に
前歯が抜けたり、入れ歯が合わなかったりすると、発音が不明瞭になり、人との会話がストレスになることもあります。
口臭や見た目が気になり、人との関わりを避けてしまう
歯や歯茎のトラブルで自信を失い、笑顔が減ってしまうこともあります。
脳への刺激が減り、認知症リスクが高まる可能性も
よく噛むことで脳に刺激が送られますが、歯を失って噛む力が低下すると、認知機能にも影響することがわかってきています。
定期的なケアで、QOLは守れる
お口の健康を守るためには、毎日の丁寧な歯磨きに加えて、定期的な歯科検診が欠かせません。
早期のむし歯や歯周病は自覚症状が少ないため、「問題ない」と思っていても実は進行していることもあります。「健康寿命をのばしたい」「ずっと美味しく食べたい」そう願うなら、まずはお口の状態をチェックすることから始めてみましょう。
まとめ
今回はQOLとお口の関係についてご紹介しました。お口の健康は、ただ歯を守るだけでなくQOLに大きく関わっています。
「最近噛みにくい」「会話がしづらい」「口の中の状態が気になる」など些細なお口のお悩みもぜひ一度ご相談ください。
当院では、お一人おひとりに合ったケアのご提案を行い、QOL向上をサポートしています。定期的な検診で、未来の健康を一緒に守っていきましょう。