2025年12月20日

おやつで差がつく!虫歯になりにくいおやつの選び方と食べ方のコツ

冬休みは、家族で過ごす時間が増える季節。おやつの時間も自然と多くなりますよね。そんな時こそ、おやつの選び方や食べ方を見直すチャンスです。当クリニックでは、子どもから大人まで、虫歯予防につながる食習慣のアドバイスを行っています。

今回は、虫歯になりにくいおやつの選び方と食べ方のコツをご紹介します。

 

おやつとお菓子の違い、知っていますか?

おやつの役割

まず知っておきたいのは、「おやつ」と「お菓子」は違うということ。おやつは、食事だけでは補えない栄養やエネルギーを補う大切な役割があります。特に成長期の子どもには、おにぎりや果物、チーズなど栄養価の高い食品を選ぶことが重要です。

大人も同じく、仕事の合間や夜食として、栄養を意識した“賢いおやつ”を選ぶことが大切です。

 

虫歯になりにくいおやつ選びのポイント

1.糖分が少ないものを選ぶ

虫歯の原因となる細菌は、糖分をエサにして酸を作り出し、歯を溶かしてしまいます。チョコレートやキャンディーなど砂糖が多く含まれるお菓子は、歯にくっつきやすいものが多く、虫歯のリスクが高まります。

甘いお菓子を完全にやめる必要はありませんが、頻度と量をコントロールしましょう。飲み物も砂糖入りのジュースよりも、水やお茶、牛乳がおすすめです。

 

2.よく噛むおやつを選ぶ

よく噛むことで唾液が分泌され、口の中を中和してくれます。食物繊維が多い野菜スティックやドライフルーツ、するめなども良い選択です。

 

3.歯を強くする栄養がとれるものを選ぶ

おやつから歯に良い栄養を

ヨーグルトやチーズにはカルシウムが豊富に含まれています。また、卵や魚、緑黄色野菜には、歯の再石灰化を助けるビタミンA・Dも多く含まれます。

「甘くないおやつ=味気ない」ではなく、体にうれしい“栄養おやつ”を選びましょう。

 

虫歯になりにくい食べ方のコツ

時間と量を決めてだらだら食べない

長時間口の中に食べ物があると、酸性状態が続き虫歯のリスクが高まります。おやつは1日1〜2回、短時間で食べ切るのが理想です。

 

よく噛んでゆっくり食べる

噛むことで唾液が増え、口腔内の浄化作用が働きます。味覚や脳の発達にも良い影響があります。

 

食後は歯磨きやうがいを忘れずに

特に糖分を含むおやつの後は、できるだけ早く歯磨きを。難しい場合はうがいだけでも効果があります。

好きなお菓子とバランスよく組み合わせたり、みんなでお菓子を作る体験などを通して楽しんで食べましょう。

食事(おやつ)

 

まとめ

今回は、虫歯になりにくいおやつの選び方と食べ方のコツをご紹介しました。

冬休みはおやつの機会が増える分、虫歯のリスクも高まります。でも、選び方と食べ方を少し工夫するだけで、虫歯予防にも健康維持にもつながる大切な時間になります。子どもはもちろん、大人も間食の質を見直すことで、歯の健康を守ることができます。

福地歯科クリニックでは、年齢に合わせた予防ケアのご相談も承っています。家族みんなで、楽しく賢くおやつ時間を過ごしましょう!

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