成人矯正

矯正治療を始める年齢に制限はありません。最近は、20代から40代の方を中心に子どもの頃から抱えていた歯並びのコンプレックスを解消するために歯列矯正を希望される方が増えています。矯正治療によって、歯並びが整うことで、美しい口元を手に入れることができます。
美しい口元は魅力的な笑顔を引き出し、その人の印象をより良いものにしてくれるでしょう。また、正しい噛み合わせを得られることによって、歯磨きしやすくなり、虫歯や歯周病の病原菌から歯を守りやすくなります。もちろん、食べ物がしっかりと噛めるようになれば、身体の内面からも健康になります。

マウスピース矯正

矯正治療を躊躇する原因のひとつは、「矯正装置が目立つ」ことにあります。矯正装置を装着したままの仕事や学校生活はちょっと……という方も少なくありません。
そういった方におすすめできるのがマウスピース矯正装置です。プラスチック製の透明マウスピースを使用しますので、装着していても目立ちません。人前に出る機会が多い方や見た目が気になる方にも安心して治療していただけます。

マウスピース矯正

当クリニックでの
マウスピース矯正装置

シュアスマイル・アライナー(Sure Smile Aligner)

シュアスマイル・アライナーは、デンツプライシロナ社が提供するデジタル3D技術を活用したマウスピース矯正システムです。従来のシステムでは難しかった歯・歯根・骨のすべてを立体モデル化して、バーチャルペイシェントと呼ばれる仮想患者を用いて治療計画を立てることができます。その結果、安全で効果的な歯の移動を達成することが可能となりました。
また、患者様と一緒に治療のゴールが共有ができるため、安心して治療を進めることが可能です。さらに、シュアスマイル・アライナーは、粘土のような材料で歯型を採るのではなく、口腔内スキャナーと呼ばれる機器でお口の中を撮影することで、歯型を採る点も大きなメリットと言えます。

マウスピース矯正の装置

シュアスマイル・
アライナーのメリット

01

透明マウスピースなので
目立たない

02

周囲に矯正をしていると
気づかれにくい

03

取り外して歯磨きできるので
衛生的

04

ソフトな素材だから
痛みが少ない

05

金属アレルギーの
心配がない

06

矯正装置を取り外して
食事ができる

シュアスマイル・
アライナーのデメリット

01

装着時間を守らないと
効果が出ない

02

装置に慣れるまでは
違和感を覚えることがある

03

全ての症例に
適応できるわけでない

シュアスマイル・
アライナーの特徴

マウスピース素材

シュアスマイルのマウスピースは、審美性と機能性が高いだけでなく、力の伝達が均等に分散される素材を使用しています。

マウスピース素材

様々な症例に対応

上顎前突と呼ばれる出っ歯の症例にも適用可能です。マウスピースにスリットを加工することで、顎間ゴムの装着を可能にし、歯の移動をサポートします。

様々な症例に対応

ダミーを設置

歯と歯の隙間が3mm以上より大きい場合、ダミーを作成して、隙間を埋めることができます。内側から歯科用の樹脂を塗り、固めることで、隙間を目立たなくすることが可能です。

ダミーを設置

マウスピース
矯正治療の流れ

01ご予約・受付
歯列矯正治療に関する患者様のご要望や不安な点などをお伺いするために矯正相談は予約制とさせていただいております。電話またはネット予約にてご予約ください。

お電話からのお問い合わせ

お電話

インターネット予約

初診専用ネット予約

矯正相談

02精密検査
口腔内スキャナーで歯列を撮影します。それに加えて、レントゲン撮影や口腔内顔貌の写真撮影を実施して、デンツプライシロナ社へ採取したデータと治療計画を送ります。

精密検査

03治療計画の説明
3D立体化技術(バーチャルペイシェント)機能を用いて、治療計画を確認していただきます。

治療計画の説明

04マウスピースの製作・治療開始
患者様に治療計画の承諾をいただきましたら、マウスピース矯正装置を製作します。マウスピース矯正装置が届いたら治療のスタートです。

マウスピースの製作・治療開始

リンガル部分矯正

歯の裏側(舌側)にブラケットと呼ばれる矯正装置を着けて、そこにワイヤーを通して、ワイヤーの反発力で歯を動かしていく矯正治療をリンガル矯正と呼びます。
リンガル矯正では、上顎と下顎の歯の舌側に矯正装置を着けるので目立ちません。しかし、歯の裏側は表側と比べると凸凹が多く、調整が難しく治療期間は長くかかります。
そのため当クリニックでは、気になる前歯を中心に矯正するビセットライン矯正システムを導入しています。歯列を整えていく過程で、コントロール用マウスピースを併用することで、短期間で治療を終えることができます。ただし、臼歯部(奥歯)の咬み合わせが安定していることが適用条件となります。

リンガル部分矯正

リンガル部分矯正の特徴

裏側なので目立たない

使用するリンガル矯正装置は従来型のものより小さく、また歯の裏側に装着するため、周りに気づかれず矯正をすすめることができます。
また、マウスピース装置を併用する場合も、透明なので目立ちません、治療中の見た目が気になる方におすすめの矯正治療です。

裏側なので目立たない

痛みが少ない

前歯を中心とした部分矯正は全体矯正と比べると、歯を動かす本数が少なく、前歯は奥歯よりも動きやすいので痛みが少ないと言えます。したがって、矯正治療に伴う痛みが不安な方でも、安心して受けて頂けます。

痛みが少ない

期間が短い

一般的に全体矯正は、すべての歯を動かして、咬み合わせなどのバランスを整えながら治療を進めるため、治療期間は2~3年程度と長期間にわたります。
しかし、前歯の部分矯正は前歯のがたつきなど気になる部分だけを矯正しますので、半年から1年半程度の短期間で治療を終えることが可能です。

期間が短い

リンガル部分矯正の流れ

歯の移動

1.歯の移動

極細ワイヤーが、優しく歯を動かします。場合により、マウスピース装置を併用することで、短期間で美しい歯並びへと導きます。

調整

2.調整

ワイヤー治療に続いて、マウスピースで最終調整を行います。症状により、マウスピースだけを使用した治療計画を提案することもございます。

保定

3.保定

動的な矯正が終了したら、美しい歯並びを安定させるために保定をします。

矯正治療の
リスクと注意点

マウスピース型カスタムメイド矯正装置(シュアスマイル・アライナー)による治療のリスク・副作用

  • 正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあります。
  • 症状によっては、マウスピース型装置で治療できないことがあります。
  • お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
  • 装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
  • 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
  • お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置に加えて、補助矯正装置が必要になることがあります。
  • 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  • マウスピース型矯正装置は薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
※薬機法において承認されていない医療機器について詳しくはこちらをご覧ください。

リンガルブラケット矯正装置におけるリスクと副作用

  • 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 矯正装置の扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者様の協力が必要不可欠であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 最初は矯正装置による違和感や痛み等を生じる可能性があります。一般的には、数日間~1、2 週間程度で慣れることが多いです。
  • 矯正治療中に問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  • 歯の形状の修正や、咬み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。
  • 矯正装置を外した後、保定装置を指示通りに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 矯正治療中、口腔内の衛生ケアが不十分であると、虫歯や歯周病などの疾患にかかる可能性が高くなります。
  • 治療に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。

薬機法において承認されて
いない医療機器について

福地歯科クリニックでは、マウスピース型矯正装置「シュアスマイル・アライナー」を利用しています。マウスピース型矯正装置「シュアスマイル・アライナー」は医薬品医療機器等法(薬機法)」において、まだ承認されていない医療機器となりますが、当クリニックはシュアスマイル・アライナーの有効性を認め導入をしております。シュアスマイル・アライナーの導入理由については「マウスピース型矯正」の項目をご覧ください。
当クリニックのサイトで患者様への情報提供を行うにあたり、「限定解除の4要件」を満たすための内容を以下に掲載いたします。

未承認医薬品等であることの明示

福地歯科クリニックで導入しているマウスピース型矯正装置「シュアスマイル・アライナー」は医薬品医療機器等法(薬機法)において承認されていない医療機器になります。

入手経路等の明示

マウスピース型矯正装置「シュアスマイル・アライナー」はデンツプライ・シロナ社の製品となります。福地歯科クリニックでは、この製品をデンツプライ・シロナ社から個人輸入により入手しております。

国内の承認医薬品等の有無の明示

当クリニックで使用しているマウスピース型矯正装置以外に、日本で承認を得ている医療機器・矯正装置は存在します。
マウスピース型矯正装置「シュアスマイル・アライナー」は海外で製造されており、「薬事承認されている材料を使用して、日本の国家資格を持った歯科医師または歯科技工士が製作したもの」・「薬事承認された既製品」でないため、日本で医療機器としての矯正装置と認められていません。

諸外国における安全性等に係る情報の明示

デンツプライ・シロナ社のシュアスマイル・アライナーは、これまで20年に渡るデジタル矯正分野での経験と治療実績があります(2021年10月)。また、重大な副作用も報告されておりません。福地歯科クリニックではシュアスマイル・アライナーの有効性を認め導入をしております。

※シュアスマイル・アライナーは、日本においては薬機法の承認を受けておりませんので、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。