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オーラルフレイルとは

オーラルは「口」フレイルは「虚弱」といった意味があり、オーラルフレイルは「ささいな口腔機能の衰え」のことです。まずはオーラルフレイルチェックをしてみましょう。

• むせることが多くなった
• 食べこぼす
• 舌が動かしにくくしゃべりづらい
• 硬いものが噛みづらい
• 口の渇きが気になる
• 口臭が気になる
• 食べ物や薬が飲み込みにくい
• 舌をよく噛む
• 自分の歯が少ない
• 外出する機会が減った

あなたはいくつ当てはまることがありましたか？当てはまる数が多いほどオーラルフレイルの危険性が高まります。食べこぼしや口臭は、自分では気が付いていない方もいらっしゃいます。家族や身近な人がいる場合は、尋ねてみても良いでしょう。

 

お口の機能低下への悪循環

少しの食べこぼしやむせ、徐々に柔らかい食べ物が多くなっていくなど、見逃しやすく、気が付かないうちに悪循環になり、口腔の機能低下をはじめ、全身の様々な機能の低下に繋がってしまいます。

 

オーラルフレイル対策

口腔体操

フレイルは早めに適切な対応をすることで改善することができます。噛む、飲み込む、喋るなどの口腔機能を維持・改善するための口腔体操を行いましょう。お口をしっかり動かすことで、唾液もよく出ます。

口腔体操の詳しい内容については、「オーラルフレイル対策のための口腔体操」を参考にして下さい。

「オーラルフレイル対策のための口腔体操」（公益社団法人 日本歯科医師会）

https://www.jda.or.jp/oral_flail/gymnastics/

 

お口を清潔に保つ

虫歯や歯周病などの影響で痛いところがあったり、歯がグラグラしたり、歯を失ってしまうと、よく噛めない、発音しづらいなどのトラブルが起こってしまいます。お口を清潔にし、健康に保つことは生活の質にもかかわってきます。かかりつけの歯科医院をもち、歯科定期健診や歯磨き指導を受ける、自己流の歯磨きではなく正しい歯の磨き方を身に付けることがお口を清潔に、健康に保つためのポイントです。

 

自分のお口に関心を持とう

日本人はお口に対する関心度が低いと言われています。お口に関心を持ち、些細な変化に気が付くことで早期に対応することができます。

 

新型コロナウイルスの影響で、外出が減り、人に会わなくなり、会話や体を動かす機会が少なくなったことによる心や体の衰え「コロナフレイル」の急増も懸念されています。オーラルフレイルと共通している項目がたくさんありますので、感染対策もしながら、外出や適度な運動、人と会うなど健康づくりに取り組みましょう。