自分では気づかない?歯ぎしり・食いしばりのサインと今すぐできる対策
公開日:2021年4月19日/更新日:2026年9月21日

「歯ぎしりは寝ているときの話でしょ?」と思う方も多いかもしれませんが、実は日中に無意識に歯を食いしばっている方も非常に多いんです。
歯ぎしりや食いしばりのときは、普段の食事の時よりも、何倍もの大きな力がかかることもあります。これが毎晩、あるいは日中も続くとなると、歯や顎への負担は相当なものになります。
今回は、歯ぎしり食いしばりの原因や対策についてご紹介します。
あなたは大丈夫?セルフチェックリスト
次の項目に当てはまるものがないか確認してみてください。
- 朝起きたとき、顎や歯が重い・だるい感じがする
- 歯が以前より短くなった、すり減ってきた気がする
- 冷たいものや甘いものが歯にしみる
- 頭痛・肩こり・首のこりが続いている
- 頬の内側や舌のふちに噛み跡がある
- 集中しているときに、ふと気づくと歯を食いしばっている
- 詰め物や被せ物がよく外れる・割れる
- よく見ると歯に亀裂が入っている
2つ以上当てはまる方は、歯ぎしり・食いしばりの可能性があります。一度歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。
歯ぎしり・食いしばりの主な種類
グラインディング(歯ぎしり)
上下の歯をすり合わせる動作で、「ギリギリ」という音が出るのが特徴です。就寝中に起こることが多く、家族や同居人に指摘されて気づくケースが多いです。

クレンチング(食いしばり)
上下の歯をぐっと強く噛み締める動作です。音が出ないため気づきにくく、日中・就寝中ともに起こります。デスクワーク中やスポーツ中、ストレスを感じているときに起きやすいです。
TCH(歯列接触癖)
本来、上下の歯は食事や会話以外では触れていないのが正常ですが、常に軽く上下の歯が接触した状態になる癖をTCH(歯列接触癖)といいます。力は弱くても長時間続くことで、顎の筋肉や歯・歯周組織に慢性的な負担をかけます。
放置するとどうなるの?

歯ぎしり・食いしばりを長期間放置すると、さまざまなトラブルにつながります。
- 知覚過敏になる
- 詰め物・被せ物が繰り返し外れる・割れる
- 歯の根が割れる(歯根破折)→ 最悪の場合、抜歯になることも
- 顎関節症になり、口が開きにくくなる
- 歯周病が悪化する
- 頭痛・肩こりが慢性化する
特に怖いのは「歯根破折」です。歯の根が割れてしまうと、抜歯を余儀なくされることがあります。早期に気づいて対策を取ることが大切です。
歯ぎしり・食いしばりの原因
- ストレス
- 歯並びやかみ合わせのズレ
- 生活習慣(飲酒・喫煙など)
- 睡眠の乱れ(睡眠時無呼吸症候群との関連も報告されています)
- 特定の薬の副作用 など
対策と治療法
ナイトガード(マウスピース)

歯ぎしり・食いしばりに対する最も一般的な対策が、就寝時に装着するナイトガード(マウスピース)です。歯や顎への直接的なダメージをやわらげる効果があります。市販品もありますが、自分の歯型に合ったものでないと効果が薄かったり、かえって顎に負担をかけることもあるため、歯科医院での作製をおすすめしています。
日中の意識づけ
TCHのように日中に起こる食いしばりには、「気づいたら歯を離す」意識を持つことが効果的です。パソコンのモニターや冷蔵庫などに「歯を離す」というメモを貼るだけで改善する方も多いです。
ストレスケア・生活習慣の見直し
根本的な原因がストレスにある場合は、睡眠をしっかりとる・リラックスできる時間をつくるなど、生活習慣全体を見直すことも大切です。
まとめ
今回は、歯ぎしり食いしばりの原因や対策についてご紹介しました。
歯ぎしり・食いしばりは、気づかないうちに歯や顎に大きなダメージを与えています。セルフチェックで気になる項目があった方、「朝起きると顎が重い」「歯が最近しみる」という方は、ぜひ一度ご相談ください。




