食べるだけじゃない!お口が担う4つの大切な機能
「お口の役割」と聞くと、「食べること」や「話すこと」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
けれど、お口はそれだけではなく、健康に欠かせないたくさんの大切な働きを持っています。
今回は、日常ではなかなか意識しづらい「お口の働き」についてご紹介します。
お口の働き
①食べる
お口の基本的な働きのひとつが、「食べ物を噛んで味わって飲み込む」こと。
しっかり噛むことで食べ物が細かくなり、消化を助けるだけでなく、顎の成長や脳の活性化にもつながります。また、食べ物を細かくして唾液とよく混ぜ合わせることで、しっかり味わうことができます。
②話す・発音する
会話をするとき、舌や唇、歯がうまく連動して声を言葉に変えてくれています。
歯並びや噛み合わせが悪いと、発音に影響が出ることも。特にお子さんの成長期には、お口の発達が言葉の発達にも大きく関わってきます。
③感情表現や見た目の印象に関わる
笑ったり、怒ったり、驚いたり…。お口は私たちの表情や印象にも深く関係しています。
歯並びや口元の健康は、自信にもつながり、コミュニケーションを円滑にする要素でもあります。
④体を守る
お口は、体の中に外からのものが入ってくる「入り口」の役割を果たしています。お口の中で分泌される唾液には、免疫物質や抗菌成分が含まれており、ウイルスや細菌の侵入を防ぐバリアのような働きをしています。さらに、唾液には歯の表面を守り、虫歯を予防する効果もあります。
お口の機能を守るために
お口は「食べる・話す・表情をつくる・身体を守る」など、日常生活に欠かせない大切な役割を担っています。これらの機能をしっかり保つには、定期的な歯科検診と毎日のセルフケアがとても重要です。
「よく噛めない」「飲み込みづらい」などの小さなお口のトラブルも、放っておくと機能の低下につながることがあります。気になることがあれば早めに相談できる、“かかりつけ歯科医院”を持っておくと安心です。
まとめ
今回は、日常ではなかなか意識しづらい「お口の働き」についてご紹介しました。お口は、「食べる」「話す」「表情をつくる」など、私たちの毎日に欠かせない働きをいくつも担っています。
特に成長期のお子さんにとっては、お口の機能が正しく育つことが、心と体の健やかな成長にもつながります。
当院では、子どもから大人まで、年齢やライフスタイルに合わせたお口のケアをご提案しています。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。