CADCAMセレックシステム
セレックシステムを使った審美歯科治療
セレックは、セラミックの修復物をクリニックで製作できるCAD/CAMシステムです。最先端の3D光学カメラで歯を撮影(スキャン)して、その歯型の情報を元にして、3D画面上で修復物を設計して、専用のミリングマシンで修復物を製作します。従来のような歯型を採る必要がなく、歯科技工所を通さずにクリニックで修復物を製作できるため、歯科技工所に依頼するセラミック修復物に比べると経済的であり、規格生産されたセラミックブロックを加工するため耐久性にも優れています。
セレック治療
通常、セラミックインレー(詰め物)やセラミッククラウン(被せ物)などの修復物は、熟練した歯科技工士が、形態や色調をオーダーメイドで製作します。 その為、1歯の修復物を仕上げて、口の中に装着するまでに1~2週間程度の時間を必要としました。しかし、セレック治療では、歯型を再現するための模型や咬合の再現などを原則として必要としません。 3D光学カメラで、患部を撮影して、コンピュータ解析により、患者様の口腔内状況に合った機能的なセラミック修復物を、即日に製作することが可能となりました。
さらに、最先端のセレックでは、従来のセレックとは異なり、自然の原理に従って歯を自動的に復元することが可能になりました。簡単に言えば、熟練した歯科技工士と同じか、それ以上に、患者様の既存の歯の形態やかみ合わせた歯の形状に合わせて、最適な形態をデザインし、マイクロ単位で修復物を設計できるようになったのです。
もちろん、精度が高くて、早く製作できるという利点だけではありません。使用するセラミックブロックは、天然の歯に近い硬さを持っており、周りの歯を傷めない安全性の高い修復システムです。
また、このシステム自体は、25年ほど前に開発された歴史の長い治療システムで、治療データの蓄積も十分あります。最新の技術と、多くのデータ蓄積によって、質の高い治療技術を実現することが可能となったのです。
セレック治療の特徴
安心・安全、身体にやさしいセラミック
金属アレルギーの心配がない、生体親和性の高いセラミックブロックは、変色といった心配も不要で身体に優しい素材です。完成したセラミック修復物は最先端の接着方法により、欧米での治療データでは10年間で90%以上の残存率を実現する、優れた耐久性を誇っています。
ワンデイトリートメントが可能
セラミックインレー(詰め物)やクラウン(被せ物)を、その場で設計・加工できる最新システムです。もちろん、型採りや仮歯が不要になります。症例により異なりますが、即日でセラミック修復が可能となりました。
コンピュータによる精度の高い修復物
従来は、セラミック修復物を歯科技工士が製作する過程で、「歯型をとる時の誤差」、「歯型を石膏に置き換える時の誤差」、「手作業によって修復物を製作する時の誤差」が生じて、セラミック修復物が歯にぴったりとフィットしない場合がありました。しかし、セレックは、直接、歯の型を撮影するために、精度の高い修復物が製作できます。つまり、常に安定した、高品質・高精度の修復物を提供することが可能となったのです。
セレック治療の流れ
- 013D光学カメラで歯を撮影
- 3D光学カメラで口腔内をスキャンして歯の形態をモニターに映し出します。型どりの不快感を味わうことがないので、嘔吐反射がある方に特に有効です。
- 02セラミック修復物の設計
- スキャンした3D画像を、歯の形態や噛み合わせの点などあらゆる角度から行い、理想的な修復物を設計していきます。設計データ作成後に豊富な種類のセラミックブロックからご自身に合った最適な色をお選びします。
- 03セラミック修復物の製作
- 設計データをもとにミリングマシンという切削機器でセラミックブロックを削り出し、修復物を製作します。
- 04修復物を歯に装着して完成
- 完成したセラミック修復物を歯に装着します。その後、噛み合わせの調整、仕上げの研磨を行って治療が終了となります。
セレックシステムで
製作する修復物
セラミッククラウン
セレックシステムを用いて製作されるセラミックのクラウン(被せ物)です。金属を使用していないので、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色がなく、金属アレルギーの心配もありません。天然の歯と同様に光を透過させるので、自然な透明感を再現することができます。
セラミッククラウンの
メリット
- ジルコニアよりも審美性が高い
- 表面がなめらかで汚れが付きにくい
- 金属を使っていないので、金属アレルギーを起こさない
- 長期間使用しても変色がない
- 差し歯特有の黒いライン(歯ぐきの変色)が見えることがない
セラミッククラウンの
デメリット
- 強い噛む力がかかると、まれに割れることがある
- ジルコニアクラウンと比べると強度が低い
- 保険適用がない
ジルコニアクラウン
セレックシステムを用いて製作されるジルコニアのクラウン(被せ物)です。金属を使用していないので、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色がなく、金属アレルギーの心配もありません。審美的な色合いを表現できるだけでなく、高い強度を有しているので、噛み合わせる力が強い歯に最適です。
ジルコニアクラウンの
メリット
- セラミックよりも強度が高い
- 表面がなめらかで汚れが付きにくい
- 金属を使っていないので、金属アレルギーを起こさない
- 長期間使用しても変色がない
- 差し歯特有の黒いライン(歯ぐきの変色)が見えることがない
ジルコニアクラウンの
デメリット
- 強い噛む力がかかると、まれに割れることがある
- セラミッククラウンと比べると審美性に劣る
- 保険適用がない
セラミックインレー
セレックシステムを用いて製作されるセラミックのインレー(詰め物)です。金属を使用していないので、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色がなく、金属アレルギーの心配もありません。天然の歯と同様に光を透過させるので、自然な透明感を再現することができます。
セラミックインレーの
メリット
- ジルコニアよりも審美性が高い
- 表面がなめらかで汚れが付きにくい
- 金属を使っていないので、金属アレルギーを起こさない
- 長期間使用しても変色がない
- 差し歯特有の黒いライン(歯ぐきの変色)が見えることがない
セラミックインレーの
デメリット
- 強い噛む力がかかると、まれに割れることがある
- ジルコニアインレーと比べると強度が低い
- 保険適用がない
ジルコニアインレー
セレックシステムを用いて製作されるジルコニアのインレー(詰め物)です。金属を使用していないので、金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色がなく、金属アレルギーの心配もありません。審美的な色合いを表現できるだけでなく、高い強度を有しているので、噛み合わせる力が強い歯に最適です。
ジルコニアインレーの
メリット
- セラミックよりも強度が高い
- 表面がなめらかで汚れが付きにくい
- 金属を使っていないので、金属アレルギーを起こさない
- 長期間使用しても変色がない
- 差し歯特有の黒いライン(歯ぐきの変色)が見えることがない
ジルコニアインレーの
デメリット
- 強い噛む力がかかると、まれに割れることがある
- セラミックインレーと比べると審美性に劣る
- 保険適用がない