親知らずで悩んでいる方へ
公開日:2020年8月17日/更新日:2025年4月20日
親知らずは、一般的に10代後半から20代にかけて奥歯の一番奥に生える永久歯で、正式な名称は第三⼤⾅⻭といいます。個⼈差があり、⽣えてこない⼈もいますが、⼀般的には10代後半から20代前半に⽣えてきます。また、生え方によって治療の難易度が異なります。
今回は、親知らずについて、その特徴や抜歯の必要性、当クリニックの親知らずの治療などをご紹介します。
親知らずの生え方の違いは大きく分けて3つ
① まっすぐに生えた親知らず
他の歯と同様にまっすぐ生えており、痛みや炎症が無い場合はそのままで問題ありません。
② 斜めを向いて生えた親知らず
隣の歯を押し、歯並びを乱したり、虫歯や歯周病の原因になる可能性がありますので、抜歯になる可能性が高くなります。
③横を向いて生えた親知らず
歯茎の中に埋まってしまい、完全に出てこない場合があります。周りの⻭の根や⾻を溶かしてしまったり、炎症を起こしたりすることもあり、抜⻭になる可能性が⾼くなります。
抜歯の際は、歯茎の切開や骨削除が必要となり、難易度が高くなります。
親知らずを抜くべき?
親知らずは、必ずしも抜かなければいけないわけではありません。しかし、以下の場合は抜歯を検討する必要があります。
- 痛みや腫れがある場合
- 歯並びに悪影響を与える場合
- 歯周病の原因となる場合
- 嚢胞(のうほう)を形成している場合 など
抜歯が必要かどうかの判断を、患者様自身でするのは非常に難しいと思います。親知らずの生え方だけでなく、年齢、歯肉の状態、親知らず以外の歯の状態、噛み合わせ等、さまざまな要素から総合的に抜歯の必要性を判断します。気になることがあれば、歯科医院でご相談ください。
親知らずのケア⽅法
⼝を⼩さめに開き、斜めや横から⻭ブラシを当てて、⻭ブラシを⼩刻みに動かしましょう。
ロスやタフトブラシを使うと、奥や⻭と⻭の間の狭い部分も磨きやすいのでおすすめです。
当クリニックの親知らず治療について
当クリニックでは、口腔外科で臨床経験を積んだ歯科医師が治療を担当し、豊富な設備を用いて、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた治療をご提案いたします。
丁寧なカウンセリング
親知らずの状態を詳しく説明し、治療の選択肢についてご説明します。
正確な診断
歯科用CTを導入していますので、親知らずの状態や神経の位置などを詳しく診断します。
痛みや負担を軽減
また、患者様の負担を考慮して、可能な限り痛みと腫れを抑える取り組みや、切開や骨削除は最小限にして短い時間で抜歯を終わらせるように努めています。
まとめ
今回は、親知らずについて、その特徴や抜歯の必要性、当クリニックの親知らずの治療などをご紹介しました。
親知らずは、人によって症状が異なります。親知らずが生えてきた、痛みや違和感があるなど気になる場合はご自身で判断せず、まずは歯科医院でご相談下さい。
当クリニックでは、口腔外科で豊富な臨床経験を積んできた院長が、親知らずに関するご相談や治療を行っておりますので、まずはお気軽にご来院ください。
親知らず専門サイトも併せてご覧ください。