2021年1月20日

お口をケアして免疫力アップ!

新年を迎えましたが、皆さん年末年始はどのように過ごしましたか︖⽣活リズムが崩れたりしていませんか︖

⽣活リズムの崩れは、お⼝のトラブルにもつながります。免疫力が落ちているときに磨き残しがあると、元気な時には抑え込めていた 細菌が、活発に活動して歯茎に炎症を起こしてしまうことも。また、お⼝のケアは、⾵邪やインフルエンザ予防に効果的です。

今回はお口のケアの基本である正しい歯の磨き方のポイントをご紹介いたします。

 

⻭を磨く前に歯ブラシを確認してみましょう

⻭ブラシはいつ頃交換しましたか︖今使っているご⾃⾝の⻭ブラシの毛先を⾒てみましょう。

⽑先の開いた⻭ブラシは、汚れを落とす効果が低下しています。

…と⾔っても実感がないかもしれませんが、⽑先の開いた⻭ブラシと新しい⻭ブラシの汚れ落ちの違いを調べた結果、⽑先が開いた⻭ブラシは⻭にきちんとあたりにくくなるため、汚れを落とす⼒が6割程度まで減少してしまうことがわかりました。さらには、歯茎を傷つけてしまうこともあります。

歯ブラシの毛先の開き具合と歯垢除去率

歯ブラシを⽑の反対側から⾒て、ヘッドから⽑先がはみ出していると⽑束が開いている⽬安です。また、⻑期間使っている場合は⻭ブラシ⾃体が清潔でない可能性もあります。⻭ブラシは1か⽉に1回交換することを⽬安にしましょう。

また、歯茎の状態により個人差はありますが、毛のかたさは普通かやわらかめのものをおすすめします。

 

⻭ブラシの持ち⽅

⻭ブラシは鉛筆を握るように持ってください。軽く握ることで歯の表面や歯茎などお口の中を傷つけません。細かく⻭ブラシを動かすことができます。

歯ブラシの持ち方

 

⻭の磨き⽅のポイント

歯磨きは力を入れてゴシゴシこすらないように気をつけましょう。毛先が広がらない程度(150g~200g)の軽い力で小刻みに動かすのがポイントです。

⻭面に⽑先をきちんと当てて軽く⼩刻みに動かしながら1~2歯ずつ丁寧に磨きます。どこから磨くか順番を決めておくと磨き残しを減らすことができます。

歯面の磨き方

⻭と⻭茎の間は、⻭ブラシを45度の⾓度で毛先を当てて、軽く⼩刻みに動かします。

歯と歯茎の間の磨き方

⻭と⻭茎の境⽬は汚れがたまりやすく、磨き残しも多くなる部分です。⻭周病予防や改善にも効果的ですので、意識して丁寧に磨きましょう。

 

前⻭の裏側は、⻭ブラシを縦や斜めにして、⻭ブラシの⾓をあてて軽く⼩刻みに動かします。

前歯の裏側の磨き方

 

奥⻭の頬側は、⼝を軽めに開いて磨くと⻭ブラシが奥まで⼊りやすくなります。

かみ合わせは、⻭のくぼみに沿って細かく磨きましょう。

かみ合わせの磨き方

 

その他、凸凹した⻭並びやブリッジなどの隙間、親知らずなど⻭ブラシだけではケアが難しい部分はヘッドの⼩さい⻭ブラシや、⻭間ブラシ、フロスなどをうまく組み合わせて磨きましょう。

 

ひとりひとり⻭磨きの癖や⻭並びも違いますので、かかりつけの⻭医者で磨けてない部分や正しい⻭磨き⽅法を教えてもらって、お⼝とからだの健康を維持しましょう。

 

参考

テーマパーク8020 http://www.jda.or.jp/park/prevent/index08_04.html

公益財団法⼈ライオン⻭科衛⽣研究所 https://www.lion-dent-health.or.jp/labo/article/care/01.htm

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