2020年4月13日

むし歯の予防方法

むし歯を予防するためには、大きく分けて3つのポイントがあります。
それは、虫歯の原因となるプラーク(歯垢)を取り除くこと、歯を丈夫にすること、食習慣を見直すことです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

● むし歯の原因となるプラークを取り除く
プラークという言葉はよく耳にしますが、どんなものかご存知でしょうか?
プラークは、細菌のかたまりです。うがいだけでは除去することができません。歯を磨くことでプラークを取り除くことができます。

むし歯の原因となるプラークを取り除く

しかし、毎日しっかりと歯を磨いているつもりでも、むし歯になってしまうことがあります。
それは磨き残しがあるためです。ひとりひとり歯並びや歯の磨き方の癖が違うため、それぞれに合った正しい歯の磨き方を身に着けることが重要です。

また、歯と歯の間など細かい部分は、歯ブラシだけではケアしにくいため、歯間ブラシやフロスの使用をおすすめします。正しい歯の磨き方やフロスなどの使い方は、かかりつけの歯科医院で指導を受けることができます。
歯科定期健診や正しいセルフケアでしっかりとむし歯の原因を取り除きましょう。

● 歯を丈夫にする
フッ素(フッ化物)は歯を丈夫にしてくれます。
フッ素入りの歯磨き剤や洗口液を日常的に使用したり、歯科医院でフッ素塗布をしてもらうことで、むし歯の原因となる細菌の働きを弱めることができます。

フッ素の働き

①再石灰化を促進

再石灰化とは、飲食するとお口の中が酸性になり、歯が溶けて(脱灰)しまったところに、カルシウムやリンを補給し、歯を元の健康な状態に戻すことです。ごく初期のむし歯を修復する働きがあります。

②細菌が酸をつくりにくくする

歯磨きで落としきれなかったお口の汚れに潜む細菌の活動を弱め、酸がつくられるのを抑えます。

③歯を強くする

酸に負けないように、歯の質を強くしてくれます。

フッ素の働き

 

● 食習慣を見直す
よく噛んで、唾液をしっかり出すことで、唾液の作用で口の汚れを落とします。また、長時間だらだら食べたり、歯磨きをせずに寝たりしないようにしましょう。
キシリトールガムやタブレットを食べることも効果的です。

1口30回噛む規則だだしい生活

参考
テーマパーク8020  https://www.jda.or.jp/park/trou ble/index02_02.html

公益財団法人ライオン歯科衛生研究所 https://www.l ion-dent-hea lth.or.j p/labo/a rticle/trou ble/01.htm

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