2024年2月20日

歯がなくても口腔ケアをしっかりしよう

歯が無いから、口腔ケアをしなくていいと思っていませんか?歯の有無にかかわらず、お口の中には細菌が存在します。入れ歯やインプラントなど、ご自身の歯でなくても口腔ケアが必要です。

今回は、歯がない状態でも口腔ケアが重要な理由とその具体的な方法についてご紹介します。

 

歯がなくても口腔ケアが必要な理由

誤嚥性肺炎

歯がない状態でも口腔内には細菌が存在します。特に歯茎や舌、頬や唇の裏側などの粘膜部分は細菌が付着しやすい場所です。これらの細菌が繁殖することで口臭や口内炎の原因となります。また、お口の中だけにとどまらず、誤嚥性肺炎や免疫力の低下など全身にも影響を与えます。そのため、歯が無くても口腔ケアが必要です。

 

歯がない方の口腔ケア

うがいと歯磨き

食事をした後はうがいをし、柔らかい粘膜用の歯ブラシでやさしく口腔内を磨きましょう。

入れ歯(義歯)を使っている方は、義歯用ブラシで磨いたり、洗浄剤を使って入れ歯のお手入れも忘れずに行いましょう。

入れ歯のお手入れ

 

お口のマッサージや体操

歯がない場合でも、歯茎や舌を柔らかい歯ブラシやガーゼでマッサージしたり、唾液腺のマッサージをすることで、血行や唾液の分泌が促進され、口腔内の健康をサポートします。

また、お口の体操を継続することで、お口の機能を維持、回復する効果が期待できます。

唾液腺マッサージ

 

保湿

お口の中が乾燥すると、細菌が増えやすくなったり、口の中が傷つきやすくなるなどのトラブルが起こりやすくなります。

お口を清潔にした後は、保湿用のマウスウォッシュや口腔ケア用のジェルを使用して、口腔内の乾燥を防ぎましょう。

保湿ジェル

 

歯科検診

歯がない場合でも、定期的な歯科検診は重要です。口腔ケアがしっかりできているか、入れ歯をお使いの方は入れ歯に問題が無いか、プロによる口腔ケアを受けるなどお口の健康を通して、からだの健康を守ります。

 

まとめ

今回は、歯がない状態でも口腔ケアが重要な理由とその具体的な方法についてご紹介しました。

歯がない方でも口臭や口内炎、全身の健康への影響を最小限に抑え、健やかな口腔環境を保つために、日常の口腔ケアを大切にしましょう。

ケアが難しい、入れ歯が合わないなどのお悩みも当クリニックまでお気軽にご相談下さい。

丁寧な説明

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