2024年4月20日

「よく噛むこと」はメリットいっぱい

「よく噛んで食べなさい」と言われた経験はありませんか?実は噛むことには様々な効果があるんです。

厚生労働省でも、より健康的な生活を促進するための指針として一口30回以上噛むことを目指す「噛ミング30」運動が提唱されています。

今回は、食事を通じてよく噛むことで生まれる様々な効果についてご紹介します。

よく噛んで食べるメリット

 

噛むことの8大効用

1.肥満を防ぐ

ゆっくり噛むことで、食べ物をよく咀嚼し、食事の満足感が増します。これが過剰な摂取を防ぎ、肥満を予防します。

 

2.味覚の発達

噛むことで食べ物を細かくし、唾液とよく混ぜ合わせることで味をしっかり感じることができ、味覚の発達を促進します。より多彩な食材や味わいを楽しむことができます。

ゆっくり食事をする

 

3.言葉の発音がはっきり

よく噛むことでお口やその周りの筋肉を鍛えることに繋がり、はっきりとした発音に導きます。

言葉の発音がはっきり

 

4.脳の発達

噛むことは脳への刺激となり、脳の活性化を促進します。

 

5.歯の病気を防ぐ

よく噛むと唾液の分泌が促進されます。唾液にはお口の汚れを洗い流したり、お口を清潔に保つ作用があるため、虫歯などのお口のトラブルの予防に繋がります。

 

6.がんを防ぐ

唾液に含まれる酵素が、がんの予防に繋がります。

 

7.胃腸の働きを促進する

食べ物をよく噛んで細かくし、唾液とよく混ぜ合わせることで、胃腸の消化吸収を助けます。

胃腸の働きを促進する

 

8.全身の体力向上

噛むことは歯や口の周りの筋肉だけでなく、全身の姿勢やバランスにも関わっています。よく噛んでしっかり栄養を摂れることは、全身の体力向上にも繋がります。

 

噛むこととセロトニンの分泌

噛むこととセロトニンの分泌

噛むことはリズム運動です。リズム運動を始めて5分ぐらいからセロトニンの濃度が高まり、20~30分でピークに達し、その後2時間ほど続きます。セロトニンは、気持ちの安定やストレスの軽減など心の健康にも良い影響があります。また、目覚めが良くなる、集中力アップなどにも繋がります。

 

まとめ

今回は、食事を通じてよく噛むことで生まれる様々な効果についてご紹介しました。よく噛むことには様々な良い効果があり注目されています。噛むことは単なる食事の行為だけでなく、心身の健康をサポートする大切な習慣なのです。

食事を通じて噛むことの効果を最大限に引き出すためには、ゆっくりとした食事、適切な歯磨き、そして定期的な歯科検診が欠かせません。そのためにも、ご自身のお口に関心を持ち、お口の健康を守りましょう。

 

参考
ロッテ https://www.lotte.co.jp/kamukoto/brain/692
8020推進財団 https://www.8020zaidan.or.jp/8020poster/

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