口呼吸がもたらすトラブルとは?
作業や勉強、スマホに没頭している時に気づいたら口が開いていたり、無意識に口呼吸をしていることはありませんか?脱マスク生活になっても、口呼吸に繋がる習慣はたくさんあります。
今回は、口呼吸の原因や、口呼吸が引き起こす可能性がある様々なトラブルと予防方法についてご紹介します。
口呼吸の原因
口呼吸になる理由はさまざまです。以下に心当たりがある方は、口呼吸になっているかもしれません。
- 噛む回数が少ない、柔らかい食べ物を好んで食べる
- 歯並びの影響で口が閉じづらい
- スマホや携帯用ゲーム機を長時間使う
- 花粉症や鼻炎などにより鼻が詰まっている など
口呼吸の影響
虫歯や歯周病になりやすい
口が乾燥することで唾液の力が発揮されず、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすくなるため、虫歯や歯周病になりやすくなります。
口臭の原因になる
口が渇くと、臭いの元となる細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因となります。
風邪やアレルギーになりやすい
鼻には空気清浄機の様なフィルター機能がありますが、口呼吸では細菌やウイルスを直接体内に取り込んでしまいます。そのため、風邪や感染症、アレルギーにかかるリスクが高くなってしまいます。
口周りの筋肉の緩みの原因になる
口が常にぽかんと開いていることで口周りの筋肉が緩み、二重顎やたるみの原因になり、老けた印象になってしまいます。
歯並びに影響する
特にお子様の場合は、口周りの筋肉が弱いことによって、歯並びにも影響が出る可能性があります。
口呼吸の対策
まずは、鼻呼吸を意識することが大切です。目に付くところに「鼻呼吸」と書いたメモをしておくこともおすすめです。
また、お口の体操をするなど、しっかり動かすことも効果的です。体操でなくても1口30回噛んで食べる、うがいの動作をじっくり行う、よく笑う、歌うなど日常生活の動作を意識して行うこともお口周りの筋肉を鍛えることに繋がります。
歯並びによる口呼吸が気になる場合や、歯が痛くてよく噛めないという方は、かかりつけの歯科医院で相談し、適切な治療を受けて健康なお口を手に入れましょう。
鼻づまりなどが原因で口呼吸になる方は耳鼻科などを受診して、口呼吸の根本的な原因を治療しましょう。
まとめ
今回は、口呼吸の原因や、口呼吸が引き起こす可能性がある様々なトラブルと予防方法についてご紹介しました。口呼吸はお口のトラブルだけにとどまらず、全身にも様々な影響を及ぼします。ご自身のお口と体の健康を守るために、鼻呼吸を意識し、お口をしっかり動かして口呼吸を予防しましょう。